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本ページは、ファンによるサイトであり、浅野温子さんや事務所や公演実行委員会とは関係ありません。

  2010公演予定

 

浅野温子語り舞台~日本神話への誘い
Asano Atsuko Personal Stage -
An Invitation to Japanese Myth


このページは浅野温子さんの自ら企画でライフワークとして今後も続ける
「浅野温子語り舞台~日本神話への誘い」の軌跡を記録します。浅野さんのライフワークと共に更新続けてこの語り舞台の精神や様々な情報を伝えます。


「浅野温子語り舞台~日本神話への誘い」は、女優・浅野温子さん自身、古事記に秘められた、日本人が古来よりもち続ける麗しく美しい心を後世に語りついでいくことを必要と考え、2003年10月の伊勢神宮、続いて出雲大社の公演を皮切りに、日本全国各地の神社に公演されるとなりました。神社の境内を舞台に、パーカッションとバイオリン演奏にのせて、『古事記』に独自の脚色を加えた神話の世界をかがり火とスポットライトの中で一人語りの野外公演である。2008年公演までのべ5万5000人の観客を動員しています。物語は続きます...

 

 

  語り部/浅 野 温 子    脚本 /阿 村 礼 子

 

公演データ

公演日付

地域 神社・イベント 演目
2003.10.04 三重県伊勢市

伊勢神宮

伊耶那岐・伊耶那美 ~黄泉の国での永遠の別れ
天の岩屋戸にお隠れになった天照大御神 ~月読命の語れる
須佐之男命と大国主神 ~父が与える最後の試練
2003.10.07 島根県大社町

出雲大社

伊耶那岐・伊耶那美 ~黄泉の国での永遠の別れ
天の岩屋戸にお隠れになった天照大御神 ~月読命の語れる
須佐之男命と大国主神 ~父が与える最後の試練
2003.10.10 島根県津和野町

谷稲荷神社

伊耶那岐・伊耶那美 ~黄泉の国での永遠の別れ
須佐之男命と大国主神 ~父が与える最後の試練
2003.10.13 山口県防府市 防府天満宮 伊耶那岐・伊耶那美 ~黄泉の国での永遠の別れ
須佐之男命と大国主神 ~父が与える最後の試練
2003.10.15 山口県長門市 

赤崎神社楽桟敷

伊耶那岐・伊耶那美 ~黄泉の国での永遠の別れ
須佐之男命と大国主神 ~父が与える最後の試練

2004.04.24

富山 富山県護國神社 伊耶那岐・伊耶那美 ~黄泉の国での永遠の別れ
須佐之男命と大国主神 ~父が与える最後の試練
2004.05.24 静岡 三嶋大社 須佐之男命と大国主神 ~父が与える最後の試練
大国主神とスセリ姫 ~夫婦の間に横たわる闇
2004.05.26 静岡 静岡浅間神社 コノハナサクヤ姫とオオヤマツミ ~父に愛された二人の娘たち
2004.05.27 静岡

小國神社

須佐之男命と大国主神 ~父が与える最後の試練
大国主神とスセリ姫 ~夫婦の間に横たわる闇
2004.08.02   岐阜 桜山八幡宮 伊耶那岐・伊耶那美 ~黄泉の国での永遠の別れ
天の岩屋戸にお隠れになった天照大御神 ~月読命の語れる
2004.10.05 愛媛

伊豫豆比古命神社

伊耶那岐・伊耶那美 ~黄泉の国での永遠の別れ
須佐之男命と大国主神 ~父が与える最後の試練
2004.10.07   愛媛 大山祇神社 コノハナサクヤ姫とオオヤマツミ ~父に愛された二人の娘たち
2004.10.09   德島 大麻比古神社 天の岩屋戸にお隠れになった天照大御神 ~月読命の語れる
須佐之男命と大国主神 ~父が与える最後の試練
2004.10.11 高知 潮江天満宮  伊耶那岐・伊耶那美 ~黄泉の国での永遠の別れ
須佐之男命と大国主神 ~父が与える最後の試練
2004.10.13 香川 田村神社 天の岩屋戸にお隠れになった天照大御神 ~月読命の語れる
大国主神とスセリ姫 ~夫婦の間に横たわる闇
2004.10.24 茨城

鹿島神官

天の岩屋戸にお隠れになった天照大御神 ~月読命の語れる
須佐之男命と大国主神 ~父が与える最後の試練
2005.07.22 新潟 新潟県護國神社 天の岩屋戸にお隠れになった天照大御神 ~月読命の語れる
須佐之男命と大国主神 ~父が与える最後の試練
2005.07.24 岩手 盛岡八幡宮 天の岩屋戸にお隠れになった天照大御神 ~月読命の語れる
大国主神と兄たち ~愛する母との永別

2005.08.14

神奈川 寒川神社 天の岩屋戸にお隠れになった天照大御神 ~月読命の語れる
須佐之男命と大国主神 ~父が与える最後の試練
2005.08.31 山形 羽黑山「山楽祭」 伊耶那岐・伊耶那美 ~黄泉の国での永遠の別れ
天の岩屋戸にお隠れになった天照大御神 ~月読命の語れる
2005.09.08  愛知名古屋市 熱田神宮 天の岩屋戸にお隠れになった天照大御神 ~月読命の語れる
須佐之男命と大国主神 ~父が与える最後の試練
2005.09.10 愛知宝飯郡

砥鹿神社

大国主神と兄たち ~愛する母との永別
須佐之男命と大国主神 ~父が与える最後の試練
2005.09.12 愛知岡崎市 岩津天満宮 大国主神と兄たち ~愛する母との永別
須佐之男命と大国主神 ~父が与える最後の試練
2005.09.14 三重県桑名市 多度大社 天の岩屋戸にお隠れになった天照大御神 ~月読命の語れる
大国主神と兄たち ~愛する母との永別
2005.09.16 愛知一宮市 真清田神社 伊耶那岐・伊耶那美 ~黄泉の国での永遠の別れ
天の岩屋戸にお隠れになった天照大御神 ~月読命の語れる
2005.09.18 愛知県犬山市

大縣神社

伊耶那岐・伊耶那美 ~黄泉の国での永遠の別れ
天の岩屋戸にお隠れになった天照大御神 ~月読命の語れる
2005.10.02   茨城鹿嶋市 鹿島神宮 天つ神の御子、地上の国へ ~高天の原から遣われし者たちの声
2005.10.29/30 静岡県浜松市 秋葉神社 伊耶那岐・伊耶那美 ~神秘なる火之迦具土大神
天の岩屋戸にお隠れになった天照大御神 ~月読命の語れる
2006.07.22 岩手県 盛岡八幡宮 天つ神の御子、地上の国へ ~高天の原から遣われし者たちの声
コノハナサクヤ姫とオオヤマツミ ~父に愛された二人の娘たち
2006.10.18 大阪 阿部野神社 伊耶那岐・伊耶那美 ~黄泉の国での永遠の別れ
天の岩屋戸にお隠れになった天照大御神 ~月読命の語れる
2006.10.20 大阪 大阪天満宮 天つ神の御子、地上の国へ ~高天の原から遣われし者たちの声
2006.10.22 大阪 誉田八幡宮 大国主神と兄たち ~愛する母との永別
天つ神の御子、地上の国へ ~高天の原から遣われし者たちの声
2006.10.24 大阪 今宮戎神社 大国主神と兄たち ~愛する母との永別
須佐之男命と大国主神 ~父が与える最後の試練
2006.10.27 茨城県鹿嶋市 鹿島神宮 大国主神と兄たち ~愛する母との永別(親子篇)
須佐之男命と大国主神 ~父が与える最後の試練
2007.09.29 茨城県笠間市 笠間稲荷神社 天の岩屋戸にお隠れになった天照大御神 ~月読命の語れる
ヤマタのおろち~スサノオの悔恨と成長
2008.01.19 静岡県浜松市 アクトシティ浜松
浜松市小中学校PTA連絡協議会の教育講演会
ヤマタのおろち~スサノオの悔恨と成長
2008.06.07 新潟市 新潟テルサ
伊勢神宮式年遷宮記念公演
「心に響く弦楽と神話の世界」
天の岩屋戸にお隠れになった天照大御神 ~月読命の語れる
2008.08.31 浜松市 天竜壬生ホール
秋葉山本宮秋葉神社御鎮座1300年奉祝記念公演
第一部 13時開演 伊耶那岐・伊耶那美 ~神秘なる火之迦具土大神
大国主神と兄たち ~愛する母との永別
第二部 16時開演 伊耶那岐・伊耶那美 ~神秘なる火之迦具土大神
ヤマタのおろち~スサノオの悔恨と成長
2008.09.25 伊勢市 三重県営サンアリーナ
全国敬神婦人会60周年記念公演
第一部 10時開演 皇學館学生 第二部 14時開演 敬神婦人会参加
天の岩屋戸にお隠れになった天照大御神 ~月読命の語れる
ヤマタのおろち~スサノオの悔恨と成長
2008.10.11 山口県周南市 遠石八幡宮 伊耶那岐・伊耶那美 ~黄泉の国での永遠の別れ
天の岩屋戸にお隠れになった天照大御神 ~月読命の語れる
2008.10.13 山口県防府市 防府天満宮 大国主神と兄たち ~愛する母との永別
人々の心に生きる菅原道真公~わが子に伝えたい天神様のお話
2008.10.14 山口県下関市 彦島八幡宮 伊耶那岐・伊耶那美 ~黄泉の国での永遠の別れ
神武東征~日御子、天下平定の志を立て・・・
2008.10.16 島根県奥出雲町 稲田神社 第一部 15時開演 第二部 18時30分開演
ヤマタのおろち~スサノオの悔恨と成長
2008.11.16 福岡市 電気ホール
福岡県父母と教師の教育交流大会
 
2008.12.19 東京都 東京ドームシティ・JCBホール
天皇陛下御即位二十年奉祝中央式典祝賀公演
天の岩屋戸にお隠れになった天照大御神 ~月読命の語れる
(ショートバージョン)
2009.02.11 愛媛県松山市 ひめぎんホール メインホール
天皇陛下御即位二十年奉祝愛媛県民大会公演
天の岩屋戸にお隠れになった天照大御神 ~月読命の語れる
ヤマタのおろち~スサノオの悔恨と成長
2009.04.22 京都府八幡市 京都高島屋7階グランドホール
【伊勢神宮展 特別公演】
第62回神宮式年遷宮奉賛記念公演
第一部 14時開演 第二部 16時開演
天の岩屋戸にお隠れになった天照大御神 ~月読命の語れる
2009.05.02 京都府八幡市 石清水八幡宮
第一部 17:30開演 はちまんさま
ヤマタのおろち~スサノオの悔恨と成長
第二部 19:30開演 はちまんさま
天つ神の御子、地上の国へ ~高天の原から遣われし者たちの声~短編
2009.05.04 京都市伏見区 城南宮 大国主神とスセリ姫ー夫婦神の物語ー
イワレビコの命とイツセの命ー兄弟の物語ー
2009.05.06 京都市北区 平野神社 第一部 14時開演 第二部 19時開演
天つ神の御子、地上の国へ ~高天の原から遣われし者たちの声~長編
2009.05.16 京都府宮津市 籠神社 伊耶那岐・伊耶那美 ~黄泉の国での永遠の別れ
天の岩屋戸にお隠れになった天照大御神 ~月読命の語れる
2009.08.22 山梨県甲府市 武田神社 ヤマタのおろち~スサノオの悔恨と成長
コノハナサクヤ姫とオオヤマツミ ~父に愛された二人の娘たち
2009.09.19 兵庫県西宮市 西宮神社 伊耶那岐・伊耶那美 ~黄泉の国での永遠の別れ
大国主命と兄たち~因幡の白兎
2009.09.21 兵庫県神戸市 生田神社 天の岩屋戸にお隠れになった天照大御神 ~月読命の語れる
ヤマタのおろち~スサノオの悔恨と成長
生田の大神《稚日女尊》
2009.09.23 和歌山県田辺市 闘鶏神社 天の岩屋戸にお隠れになった天照大御神 ~月読命の語れる
ヤマタのおろち~スサノオの悔恨と成長
2009.09.26 和歌山県田辺市 熊野本宮大社 須佐之男命と大国主神 ~父が与える最後の試練
神武東征 ~イワレビコの命とイツセの命
2009.09.27 三重県熊野市 花窟神社
第一部 16:30開演 天の岩屋戸とヤマタのおろち
第二部 19:00開演 伊邪那岐・伊邪那美と神秘なる火之迦具土大神
2009.10.03 広島県福山市 福山城公演
ミュージアム花 主催

伊耶那岐・伊耶那美 ~黄泉の国での永遠の別れ
大国主命と兄たち~因幡の白兎

2009.10.17 奈良県橿原市 ムーンライトIN 藤原京2009  伊耶那岐・伊耶那美 ~黄泉の国での永遠の別れ
夢の都・藤原京誕生~持統天皇が引き継いだ夢
2009.10.30 東京都世田谷区 松蔭神社
18:15開演 天の岩屋戸にお隠れになった天照大御神~月読命の語れる
ヤマタのおろち~スサノオの悔恨と成長
追加公演
16:00開演
ヤマタのおろち~スサノオの悔恨と成長
2009.11.02 三重県伊勢市 皇學館大学「倉陵祭」

天の岩屋戸にお隠れになった天照大御神 ~月読命の語れる

2009.11.07 静岡県掛川市 三熊野神社
第一部 16:30開演 ヤマタのおろち~スサノオの悔恨と成長
第二部 18:30開演 須佐之男命と大国主神 ~父が与える最後の試練
2010.02.06 奈良県
大和郡山市
やまと郡山城ホール
浅野温子語り舞台in大和郡山
古事記1300年紀序章
ヤマタのおろち~スサノオの悔恨と成長
大国主神と兄たち ~愛する母との永別 (因幡の白兎)
2010.04.04 奈良県橿原市 橿原神宮 詳細・チケット申込方法

つづく ...to be continued

 

ここから始まった...

製作発表 (2003.9.15)


日本神話の元になっている「古事記」に題材を取り、日本各地の神社の社をステージにして、浅野温子さんが読み語りをするひとり舞台『浅野温子語り舞台 日本神話への誘い』が、2003年10月4日の伊勢神宮内宮を皮切りに全国上演されることとなりました。

公演は「古事記」の中でも主に神々の物語で構成される前半部分から題材を取り、そこにオリジナルな解釈を加えて脚色した、いわば“浅野温子版神話物語”とでも言うものです。

記者会見の席で浅野温子さんは「幼い頃に読んだり聞いたりしていた神話や説話が現在では失われていると感じ、その原典である古事記を次の世代に継承する必要がある、という強い思いでこの企画を立ち上げました。「語り」というスタイルを選んだのは、自分から発信して「自分の言葉で自分の物語を語ってみたい」。自分がやってみたいことを一人で出来る、他人を巻き込まないと思ったからですが、ここまで大げさになると思いませんでした。」と、これまでの経緯を語ります。

この浅野さんの主旨に共感して、「実行委員会」として集まることになったのが日本の神々をまつる神社の関係者・神職の方々。神社を巡る今回の公演が実現の運びとなりました。

現在、全国には約8万社の神社があるそうですが、「八百万八幡(やおよろずはちまん)全ての神社を回りたい。」と浅野さん。「一応20年を区切りと考えてはいますが、それでは無理なので、宮司さんたちと力を合わせて、何年かかっても必ず全ての神社を回って、ずっと続けていきたい。必ず実現できると強く思っている。」と、自らのライフワークとして語り続ける意気込みを見せます。

「将来的には、語る土地にまつわる話なども含め、ヴァリエーションを増やしていきたいが、舞台装置なども大げさにならないようにして、シンプルに話の面白さを伝えたい。1時間20分くらいでまとめられたらいいな、と思っているが、頑張って良いものにしていきたい。」と。

「神社は小さい頃に遊んでいた、一番自分の子供の時に親しんだ場所で、そこで演りたいと思った」そうで、神話に縁の舞台を得ての公演に夢は膨らみます。

「日本の神話には面白い話がいっぱいあることを次の世代に伝えたいし、大人の人にも思い出して伝えて欲しい。20年続けた時に生活の会話の中に神話がきちんと存在するように出来たらいいな。」

 


関連活動



2003年東京・乃木神社で神話語りをする浅野さん

  

2005.5.21
山形県羽黑山「山楽祭」公演記者発表
 (@ 羽黑山)

8月31日の公演のために、浅野さんは出羽三山神社にうかがい、2466段の階段を上がって参拝してきました。 宿坊などにも泊まり、その神社や土地の歴史をじっくりうかがいました。

2005.7.26
鹿嶋市鹿島神宮公演記者発表
 (@ 鹿島神宮)

 

2005.8.1
東海地区公演合同記者発表
 (@ 熱田神宮会館)


 

2006.9.20
大阪公演記者発表 (@ 大阪天満宮)

2007.7.1
茨城公演記者発表 (@ 笠間稲荷神社)

 

2008.4.16
伊勢神宮式年遷宮記念公演
「心に響く弦楽と神話の世界」
新潟公演記者発表 (@ 新潟テルサ)

 

2009.1.31   京都公演記者発表 (@ 石清水八幡宮)


2009.5.27   熊野公演記者発表 (@ 熊野本宮大社)

 

2009.6.24
甲府武田神社公演記者発表 (@ 武田神社)

 

 

2009.8.27
兵庫公演記者発表 (@ 生田神社)

2009.8.26 
兵庫公演新聞取材 (@ 神戸)

 


2009.8.28  
福山市長を表敬訪問&記者会見
 (@ 広島県福山市役所)

 

2009.10.18   古事記1300年紀序章~大和郡山公演記者発表
 (@ 奈良県大和郡山市)

 

 

この企画が実現するまで


 「私たちが子どものころは、神話や民話って生活の中に自然にとけ込んでいたものだった。そういった日本の財産がどんどん失われていくのは寂しいよねえ」数年前、浅野温子がふと発したこの言葉がすべての始まりでした‥・。

 子どものころ、大の本好きだった少女は、学校や近所の図書館に行っては児童書を手に取り、『因幡の白うさぎ』や『八俣のおろち』『海幸彦・山幸彦』などの物語を夢中で読みあさりました。その世界には、スリル満点の冒険スペクタクルやロマンティックな恋愛ファンタジー、時にはドロドロとしたサイコサスペンスまでが展開していて、少女をハラハラ、ドキドキさせたのです。そしてそういった物語を通して彼女は‥‥いえ、かつての多くの子どもたちは、愛や憎しみ、苦悩や葛藤といった人間の心理、また親子の絆や友情の尊さ、時には社会のルールや道徳心といったものまでをも、自然に教わったのです。

 今、世の中にはうんざりするほどの犯罪が溢れ、歪んだ道徳観や倫理観が横行しています。子どもたちまでが殺伐とした空気にさらされ、心が傷むことの多い日々です。こんな時代、子どもたらの心に、豊かでスケールの大きな物語を伝えることはできないだろうか・‥‥。そう思ったとき、浅野温子の脳裏に蘇ったのが、かつて読みふけった日本の神話の数々でした。

 彼女は再び『因幡の白うさぎ』や『八俣のおろち』などの物語を辿ってみようと『古事記』を手に取りました。するとそこには、子どものころ読んだ児重言には紹介されていなかった物語もたくさんあり、それが彼女の中に新しい感動をもたらしました。「この物語を、自分の手でできるだけ多くの人々に伝えたい」この時、浅野温子の中に、"日本神話をひとり語りしていく舞台公演 ”という構想が生まれたのです。

 以来、彼女は折あるごとに親しい人々にそういった思いを打ち明けました。そして、その思いに共感し、協力を申し出てくれる人が、ひとり、またひとりと増えていきました。まず、神職の方々が語り舞台のステージとして境内を提供しようと名乗りをあげてくれました。日本の神々をまつる神社関係者も、日本神話を次世代に残していく意味と価値を充分に感じていたのです。それが、この企画の具体化の第一歩となりました。

 そして、さらに制作に協力してくれるスタッフも徐々に揃い、ついに平成15年「浅野温子語り舞台公演実行委員会」という集まりが生まれました。この企画は、発案者である浅野温子を中心に、大切な日本の文化遺産を伝え広め、継承していきたいという思いを共にする有志チームの手によるものです。

 

語り舞台を自ら企画したきっかけは?


「40代になって初めて、自分ができることで、しかも自分の中でなくならないものを何かやりたいなって思うようになって。行き着いたのが日本神話(『古事記』)だったんですよね。日本人の発想から生まれた数多くのお話、その元である『古事記』を伝えていけば、時代が変わっても、私の大好きなお話、『銭形平次』も宮部みゆきも、その大事なっていうものはな くならないんじゃないかなって。じゃあ、責任とる怖さも覚悟して、一生かかっても、全国の神社を回ろうって。」
(雑誌 PRECIOUS 2004年5月号 より)


「一番の理由は、自分発信のものをやりたいと思ったことです。できれば一人で。そう思ったとき、私は本が好きなので、そこに描かれる人の優しさや温かさ、悲しみを朗読という形で皆さんに伝えることができたらと思いました。野村胡堂や大佛次郎の小説など、昭和初期の名作でも、徐々に忘れられつつありますよね。時代が変わっても残していくべきものって何だろうとたどってみたときに、日本人の物語のルーツ、『古事記』に行き着いたんです。日本人の普遍的な物語『古事記』の語り舞台で、日本人の優しさやすばらしさを伝えられたらと。
そして、私が小さいころ遊んだ神社で、私が守られながら神話を語るというイメージが、パッと頭に浮かんだんです。動物的感でしょうか(笑)。
伊勢神宮や出雲大社で公演し、社の持つ気を肌で感じました。私の思いに間違いはなかったと実感しました。」
(市報かしま 2005年 9/1 257号
http://kouhou.city.kashima.ibaraki.jp/detail.cgi72007)


「今まで受け身の仕事ばかりでしたが、女優人生で初めて、「自分を発信源に、自分で責任を取れる仕事」をやってみたいと思うようになってきました。自分で発信したいものはなんなのか、手探りをしているうちにたどり着いたのが、神話の『古事記』でした。…」
(雑誌 MY 40's 20059月号 より)

30代半ばで舞台を始めた浅野さんが、「やりたい芝居を自分から発信したい」と思ったことから準備を始めた計画が、現実のものとなりました。日本全国に点在する8万余りの神社を巡ることを目標に、 行なっています。

 

ライフワークとして、
この公演をあと20年は続けられるおつもり。


「八万あるといわれる神社をすべて回るのが最終目的だから。20年後なんて、200社回れるかどうか。でも一生やる、と言うと皆気が遠くなりますから、それで区切りとして20年、と。始まったとき、「目指せ100歳」と言ってたんですけど、それじゃ足りないことに気がついちゃった。だから、スタッフ一同、「寿命は150歳!」と言ってるんです。(笑)」
(雑誌 ミセス 20058月号 より)

 

舞台衣装にジーパン・白いTシャツ
はなぜですか


「私の語り舞台は、神社が主人公です。ジーパン姿など、どんな身なりの人でも、神社はすべての人を受け入れてくれる所なのです。それを伝えたくて。
(市報かしま 2005年 9/1 257号
http://kouhou.city.kashima.ibaraki.jp/detail.cgi72007)


「この舞台の発表に伴い、演目は「日本神話」、場所は神社の境内で語るというシチュエーションに一番ベストなことを検討致しました。日本神話は普遍的であり、それを継承していくには、17世紀後半から今世紀まで一番流行に左右されず、日本をはじめ世界中で支持されているものと考えると、まず白いシャッとジーンズであり、これを選びました。なによりもシャツとジーンズは老若男女を問わず幅広く承知されていること。シャツとジーンズが軽装であるとか神社にふさわしくないとか、そういう意見がありますが、神社は参拝に来る人をこばみません。正月の初詣には晴れ着姿からジーンズ姿まで様々な人が参拝に来ます。語り舞台に来て下さるお客様に近い距離感であるということも選んだ理由のひとつです。人の着るものが、何をもってふさわしいとかベストだとか、あいまいなため全国どこに行っても、20年後でも、このシャツとジーンズで語りをするという選択をしました。映像などで記録したこの舞台が、平成15年も平成25年も、まったく変わらずに行なえる、いわゆる時代を感じない感じさせない為の選択です。」
(平成16年8月1日 ㈱オフィスジゴロ 浅野温子所属事務所)

 

エピソード


台本は有志、若林清美さんが一字一字手書きしたものを印刷して和とじに。(雑誌 ミセス 20058月号 より)

 

劇場ではありえない、自然の環境の中で公演なさる気分は「鹿島神宮は磁場が重いのか、上からうーっとのしかかってきて、意識がぽーんと持っていかれる。伊勢神宮はものすごく軽いんです。ずーっと風が通る感じ。出雲大社は止まってる感じ。神社によって違っておもしろかったですよ。」
(雑誌 ミセス 20058月号 より)

 

「日本神話の脚本を何度も公演すると、つい覚えて、暗誦したくなりますが、あくまで「初めての気持ちを維持する」とこに徹し、初心を忘れずに日本神話の世界を伝えたいと思います。」
(現代月刊 20059月号 より)

 

関連レポート


盛岡八幡宮2005.7.24 公演レポート:
http://www.morioka8man.jp/sabu/asano.html#1

盛岡八幡宮2006.7.22 公演レポート:
http://www.morioka8man.jp/sabu/asano.html

 

公式サイト


浅野温子語り舞台「日本神話への誘い」Official HP
http://kataributai-nihonshinwa.com

Official BLOG「語りVOICE」
~語り舞台情報や現場レポート

http://blog.kataributai-nihonshinwa.com

 

伊勢神宮~受け継がれるこころとかたち~

2005年12月にNHKハイビジョンで放映された浅野温子 さんが案内する特別番組「伊勢神宮~受け継がれるこころとかたち~」。日本の神社の中心、伊勢神宮の全貌や遷宮諸祭「御杣始祭」をはじめ、恒例の祭典、御神宝、御神饌など、神宮の魅力を多面的に紹介する。 神宮にまつわる神話を、浅野さんが語り「天照大御神~天の岩屋戸」と「うまし国 伊勢~鎮座の由来」の一部も収録。この番組がDVDリリースされた。

NHK-DVD

伊勢神宮 ~受け継がれるこころとかたち~

Released by:
コロムビアミュージックエンタテインメント  2006/8/2

  Buy at: 

 

 
 

公演様子


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    記録~公演の軌跡

 

このページや記録は更新続けます。

 

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